美容クリニックのTikTok採用事例|レジーナクリニック・フレイアクリニックで実践した、応募前理解を促進する運用方法

ビーラボ株式会社様が運営しているレジーナクリニック様とフレイアクリニック様では、TikTokを活用した採用発信に取り組んでいます。Oisuは、動画の企画、撮影、編集、投稿運用までを一連の業務として担当しました。
運用の軸は、次の3つの問いです。
今、誰を採用したいのか
その候補者は、応募前に何を不安に感じているのか
その疑問に、院で働く人の姿を通じてどう答えるのか
この3つを整理し、時期に合わせた募集内容と動画のテーマの接続を目指しました。本記事では、TikTokが採用で担う役割、支援開始前の課題、2院それぞれの企画、運用の考え方をご紹介します。
TikTokは、次の2つの役割を担います。

美容クリニックの求人を比較するとき、候補者が見るのは給与や勤務地だけではありません。「どのような人と働くのか」「未経験でも仕事を覚えられるか」といった情報も、応募先を選ぶ材料になります。
マイナビが2026年卒の看護学生を対象に行った調査では、入職する病院を決める要因として、「人間関係」が51.9%、「病院の雰囲気・文化」が45.3%でした(出典:マイナビ「2026年卒 看護学生就職活動意識調査」)。

美容クリニック志望者に限った調査ではありませんが、人間関係や雰囲気が就職先選びの大きな判断材料になっていることが分かります。
給与や勤務地は求人票で伝えられます。一方で、それと同じくらい重要な人間関係や雰囲気は、「風通しのよい職場です」と書くだけでは実態が伝わりません。TikTokの動画なら、日常の場面やスタッフ本人の言葉を通じて、入社後の働き方を具体的にお見せできます。

採用サイトや求人媒体は、すでに就職先を探し始めた人が、院名や職種を検索して訪れる場所です。一方、TikTokの投稿はおすすめフィードにも表示されます。
たとえば、看護学生が国家試験について調べているときに、院で働く看護師が登場する動画と出会う。その動画をきっかけにアカウントを見て、「新卒から美容看護師になる道もある」と知る。求人を探し始める前の段階から、美容看護や院の存在を知っていただける点が、TikTok採用の特徴です。

ビーラボ株式会社様への支援を開始した時点では、採用発信に関する2つの課題がありました。
一定数の動画を先に制作し、配信することは、アカウントが投稿を安定させるうえで有効な手段です。
一方、採用したい職種や候補者の関心は、採用活動の時期や進み方によって変わります。看護学生の場合も、就職活動を始めた時期、実習中、国家試験前、内定後では、知りたい情報や共感するテーマが異なります。
制作時点では応募者に必要だった動画でも、公開する頃には募集状況や候補者の関心と合わなくなっていることがあります。投稿を続けていても、その時期に届けたい相手へ必要な情報が届いているとは限りません。
この時間差を小さくするには、あらかじめ決めた企画を順番に公開するだけではなく、学生や候補者の動きに合わせてテーマを見直す運用が必要でした。
美容クリニックの看護師採用では、病棟で経験を積んだ後に美容看護へ転職される方が重要な採用対象です。一方、レジーナクリニック様には、新卒の看護学生とも接点をつくりたいという意図がありました。
美容看護をまだ進路の候補に入れていない学生は、美容クリニックの求人情報を自分から検索しません。経験者に向けた発信に加えて、学生自身が関心を持っているテーマから、美容看護や院を知っていただく入口が必要でした。

課題1の時間差を小さくするには、動画を制作できるだけでは足りません。
現在募集している職種を確認し、その時期の候補者が抱える不安を整理し、企画へ変換する。さらに、出演者の調整、撮影、編集、投稿までを止めずに進める必要があります。
特に看護学生へ向けた発信では、就職活動、実習、学校行事、国家試験などに合わせて関心が変化します。一度決めた年間企画をそのまま運用するのではなく、応募者の関心に動画の内容が沿っていくように、採用活動の進み方を見ながら内容を更新しなければなりません。
そこでOisuでは、企画・撮影・編集・運用を一つの流れとして担当しました。打ち合わせで募集職種や院内の状況を確認し、それを軸に次に制作する動画へ反映する運用です。
外部支援の役割は、制作作業を代行することだけではありません。院内にある情報と候補者の関心を継続的につなぎ、採用目的に沿ったテーマへ変換することにありました。

支援の前後で大きく変わったのは、企画を決める起点です。
観点 | 支援開始前 | 支援開始後 |
|---|---|---|
企画の起点 | 制作時点で決めた動画を順に公開する | 現在の募集職種と候補者の疑問から決める |
求人情報との関係 | 公開内容と現在の募集に時間差が生じやすい | 募集や現場の変化を次の企画へ反映する |
想定する視聴者 | 美容看護を検討している経験者が中心 | 進路を決める前の看護学生も含める |
テーマの選び方 | 院や職場を紹介する内容が中心 | 候補者の関心や採用時期と掛け合わせる |
企画前には、主に次の3点を確認しました。
現在、どの職種・経験段階の人を採用したいのか
その候補者は応募前に何を不安に感じているのか
採用活動の時期を踏まえ、今伝えるべき情報は何か
この確認を撮影時だけで終わらせず、次回の企画にも戻します。投稿本数を維持しながら、現在の採用活動に合った内容へ更新するためです。

レジーナクリニック様のTikTokでは、看護師や看護学生に向けて、一日の仕事、研修、入職後の働き方などを発信しました。
企画で重視したのは、「看護学生が知りたいこと」と「その情報が必要になる時期」を組み合わせることです。
看護学生の関心は、年間を通じて変わります。実習期間には実習の進め方、就職活動の時期には応募先の選び方や面接準備、国家試験が近づくと勉強方法や試験への不安が中心になります。そこで、「国家試験について」「就活の準備に必要なこと」「効率的な実習の記録方法」「新卒で入職して1年働いた感想」など、その時期の疑問をテーマにしました。
これらは、最初からクリニックの魅力を説明する動画ではありません。まず看護学生の役に立つ情報をお届けし、その動画をきっかけに、発信している看護師や勤務先のクリニックを知っていただく設計です。美容看護をまだ検討していない学生とも、いま抱えている悩みに近いテーマから接点をつくれます。
看護学生や美容医療未経験者にとって、「美容の知識がない状態で入職しても大丈夫か」は、応募をためらう理由の一つです。
そこで、「美容の知識ゼロで入っても大丈夫?」という候補者の疑問を、そのまま動画のテーマにしました。

現場で働くスタッフが自身の経験を交えて回答することで、求人情報だけでは伝わりにくい入職時の感覚や研修後の変化を補います。
同じ考え方で、
「レジーナクリニックに決めた理由」
「美容看護師になったきっかけ」
「現場で一番嬉しかった福利厚生」
など、候補者が応募前に確認したい内容も企画へ変換しました。

フレイアクリニック様のTikTokでは、レジーナ様で採用していた看護師の職種に加え、カウンセラー職での採用を行うなど、複数の職種を採用しています。
同じ院で働くスタッフでも、職種によって仕事内容や応募前の不安は異なります。そのため、全員に共通する院内紹介だけでなく、職種ごとの疑問へ答える企画が必要でした。
フレイアクリニック様の企画では、仕事内容、院内の雰囲気、福利厚生などを主なテーマとして扱いました。
仕事内容を紹介する場合も、看護師とカウンセラーでは、候補者が確認したい内容が異なります。研修や入職後の仕事について伝える場合も、誰がどの業務を担当し、どのように仕事を覚えるのかを職種別に整理する必要があります。
そこで、応募者からよく聞かれる質問や、説明会で確認される内容、入職前後で認識差が生まれやすい点を集め、次のように企画へ振り分けました。
職種ごとの仕事内容を伝える動画
スタッフ同士(看護×カウンセラー)の関係や院内の雰囲気を見せる動画
研修やサポート体制を説明する動画
複数の職種に共通する内容は、院全体を知るための企画として扱います。
一方、仕事内容や研修のように職種で内容が変わる情報は、対象者を明確にした動画として分けました。
誰に向けた動画なのかを冒頭から明確にすることで、候補者が自分に関係する情報を見つけやすくしています。

レジーナクリニック様は看護学生に向けて、就職活動・実習・国家試験といった時期ごとの関心から動画のテーマを決めました。
一方で、フレイアクリニック様は看護師とカウンセラーに向けて、職種ごとの仕事内容、研修、院内の雰囲気を伝えました。
両院で方向性は異なりますが、2院に共通するのは、募集の状況と候補者の疑問を定期的に確認し、次の企画へ反映し続けていることです。
この運用によって、次の3つが変わりました。
動画を安定して投稿しながら、現在の募集内容から離れにくい発信になった
国家試験や実習といった看護学生自身の関心を入口に、院をまだ知らない層との接点が増えた
スタッフ本人の言葉や日常の場面を通じて、求人票では見えにくい人間関係や研修、入職後の働き方を、応募前にお伝えできるようになった
応募数などの数値に加えて、応募前の院への理解を深めることも、採用動画が担う大切な役割です。

Oisuの「30分無料相談」では、すぐに施策を決めることを前提にせず、代表の赤津が次の判断に必要な論点を一緒に整理します。
「何を話せばいいか分からない」という段階の方も歓迎です。まずは現状をお聞かせください。
たとえば、こんなご相談をいただいています。
「うちの場合、候補者にどんな情報が伝わるといいですか?」
「TikTok、Instagram、求人媒体……結局何から始めるべきですか?」
「スタッフに負担をかけず、撮影を続ける方法はありますか?」
…など
採用戦略の伴走パートナーとして、30分・無料でご一緒に整理します!
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