説明会以外の採用ゼロの状況から「毎月応募が届く」状態に変わった理由|美容サロンMINX RICCa のTikTok採用事例

「求人広告を出しても応募が来ない。」
「説明会を開いても、そもそも人が集まらない。」
多くの美容室が、いま同じ壁に直面しています。 そして見落とされがちなのが、「店の魅力が足りないから採れない」わけではない、という事実です。
この記事では、まず美容室の採用が難しくなっている構造を整理します。 そのうえで、その構造を乗り越えたサロン「MINX RICCa」様のTikTok採用事例を紹介します。 実際に伸びた動画の中身まで分解し、自社で再現する際にどこでつまずくのかまで、採用支援の現場目線でお伝えします。
最初に、業界全体に共通する話をさせてください。
近年、若手の美容師や美容学生は、応募する前にSNSで職場を調べます。 給与や待遇だけでなく、「誰が働いているか」「どんな空気感か」を見て決める傾向が強まっています。
ところが、従来の求人媒体はこの部分を伝えるのが苦手です。 媒体上では条件が横並びで比較され、サロンの個性や人の魅力までは届きません。
技術や実績が十分にあるお店ほど、もったいない状況が起きています。 「中身は魅力的なのに、それが求職者に伝わる手段がない」という状態です。
結果として、応募の入口が説明会など一つの導線に依存します。 そこに人が集まらなければ、採用全体が止まってしまうのです。
これは特定のお店の問題ではなく、美容室業界の構造的な課題だと考えています。
では、この構造を実際に乗り越えたサロンがあります。
MINX RICCa様は、技術・実績ともに高い評価を持つサロンです。 カミカリスマを6年連続で受賞するなど、年間客数も非常に多い人気店の一つでした。
それでも、採用には先ほどの構造とまったく同じ課題がありました。
Instagramは運用していたが、TikTokやSNS全般の知見がなく伸ばせなかった
説明会以外からの採用導線が確立されておらず、求人エントリーがほとんど来なかった
魅力は十分にある。けれど、それが「美容師として働きたい人」へ届く仕組みがない。 まさに、多くのサロンが抱える状態そのものでした。

転機は、採用の入口を説明会以外にも持つという発想でした。
Instagramは写真中心になりやすく、人の雰囲気までは伝わりません。
一方TikTokは、短い動画で「働く人」を主役にできる媒体です。
ここでOisuがご一緒したのは、単なる動画制作ではありません。 ゴールを「バズらせること」ではなく、「求人エントリーにつながる母集団をつくること」に置いた点が出発点です。

具体的な施策の前に、Oisuがコンテンツ設計で前提にしている考え方をお伝えします。
SNSで伸びる動画は、単一の要素で決まるものではありません。
企画・編集・トレンド理解といった複数の要素が重なったときに、初めて大きく伸びると考えています。
そしてもう一つ重要なのが、アカウントごとに伸ばし方が違うという点です。
大きく分けると、「情報で見られるアカウント」と「感情で見られるアカウント」があります。 MINX RICCa様は、「美容情報・美容師視点・裏側」など“情報”が求められるアカウントです。 採用ターゲットである美容師・美容学生は、まさにこの“情報”を見たい層でした。
だからこそ、同じ「バズ」を狙う場合でも、アカウントごとに設計思想を変えています。
MINX RICCa様で伸びた代表的な動画が、「美容室あるある カラー放置中、美容師は何してる?」です。 本動画は約70万回再生を記録しました。

URL:https://www.tiktok.com/@riccaminx/video/7477411668885064976
この1本がなぜ機能したのかを、3つの観点で分解します。
当時、美容師アカウントでは「裏側」「本音」「業界あるある」というテーマが伸びやすい傾向でした。
その中で考えたのが、「お客さんが美容室で何となく気になっていることは何か」です。 そこで浮かんだのが「カラー放置中、美容師は裏で何をしているのか」というテーマでした。
このテーマには2つの狙いがあります。
一つは、当時このテーマで大きく伸びた動画がほぼなかったこと。
“第一想起”、つまり「そのテーマで最初に思い浮かぶ存在」を取りにいける余地がありました。
もう一つは、美容師業界の人からも共感・異論の両方でコメントが付きやすいこと。 反応(いいね・コメントなどのエンゲージメント)を狙いやすい企画でした。
最大のポイントは視点の置き方です。 「美容師の裏側を見せます」ではなく、「カラー放置中、美容師って何してるの?」と具体的に表現しました。
ユーザーが一度は感じたことのある疑問に変換することで、「自分にも関係ある」と感じてもらう設計です。
編集面で意識したのは、次の3点です。
冒頭を分かりやすくする
テンポ感を作る
リアルさを壊さない
TikTokでは、最初の数秒で内容が伝わらないとすぐに離脱されます(途中で見るのをやめられる)。 そこで「美容室あるある」「カラー放置中」「美容師は何してる?」という、誰でも一瞬で理解できる言葉を大きく配置しました。
そのうえで、洗い物・カルテ入力・メッセージカード記入・ブログ更新・間食などをテンポよく見せ、“忙しない裏側感”を演出しています。 BGMにはクラシックの「天国と地獄」を使い、忙しさとコミカルさを強調しました。
ただし、演出しすぎないことも重視しました。 “本当にありそう”なリアルさを残したことで、一般ユーザーと美容師の双方に刺さったと考えています。
伸びた要因を整理すると、次のようになります。
冒頭の理解が早く、テーマが一瞬で伝わる → 最後まで見られやすい(視聴維持率)
共感も異論も生まれ、コメントしたくなる → コメント率が上がる
「裏側・あるある」が伸びるトレンドの中で、まだ誰もやっていないテーマを取れた
特にTikTokでは、「コメントが発生するテーマか」が非常に重要だと考えています。
ここで採用に話を戻します。 こうした設計の積み重ねが、「採用したい層に届く」状態をつくります。 バズは偶然ではなく、企画・編集・トレンド理解を重ねた“設計の結果”なのです。
こうした1本1本の積み重ねで、MINX RICCa様の採用導線は大きく変わりました。

注目すべきは、フォロワーの「中身」です。 集まったのは美容師として働く人が中心で、採用ターゲットと重なっていました。
ここがOisuの考える重要なポイントです。 フォロワー数そのものより「誰に届いているか」が、採用成果を左右します。 数だけ増えても、採用したい層と違えばエントリーにはつながらないからです。
冒頭に戻ります。 美容室の募集は、条件だけでなくSNSを通じた「人」や「空気感」が大きな要因を占める時代に入っています。
TikTok採用がうまくいくかどうかは、動画の上手さではありません。 「採用したい人に届く企画・編集・導線」を設計できるかどうかにかかっています。
とはいえ、その設計と継続を自社だけで担うのは負担が大きいのも事実です。 だからこそ、立ち上げ期は伴走できる体制を持つことが、成果への近道になります。
株式会社Oisuは、MINX RICCa様をはじめ、これまで数多くの大手サロン様の採用支援に伴走してきた実績があります。
そこで培ってきたのは、単に「動画を作る」ノウハウではありません。
「どんな企画なら伸びるか」
「どう編集すれば離脱されずに見られるか」
「その結果、採用したい層に届くか」という、成果に直結するクリエイティブと運用の知見です。 同じ課題を抱えるサロン様には、その知見をそのまま還元できると考えています。
「うちのサロンでもTikTok採用が効果的なのか」
「今のSNS運用のどこを見直せばいいのか」
——もし少しでも気になっているなら、まずは現状を聞かせてください。
30分・無料で一緒に整理する場をご用意しています。

「何を話せばいいか分からない」という段階の方も歓迎です。まずは現状をお聞かせください。
たとえば、こんなご相談をいただいています。
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